丹羽先生はこれまでに多くの書籍を執筆されてきました。
癌や抗がん剤についての本や、アトピー・皮膚疾患についての本など、現在でも各地の診療所でお買い求めができる(患者様のみ)本もあれば、現在は出版されておらず手に入りにくい本もあります。
今回はその中でも特に人気が高い1冊を紹介します。
『クスリで病気は治らない』 平成7年みき書房より
先日インターネットの口コミで、「丹羽先生がステロイド軟膏を使う治療をされていてがっかりしました。」という内容のものを見かけました。
丹羽先生の診察や、書籍、スピーチなどにふれられた方は皆さんご存知のことかと思いますが、「ステロイドの一瞬の切れ味(赤みや炎症を抑える効果)はすごいんじゃ。その恩恵は大切に使うべきなんじゃ」と、丹羽先生は常々おっしゃっています。但し、アトピー患者がステロイドの内服薬を使用したり、軟膏の力に頼りすぎることがいけないんだとおっしゃいます。
科学の恩恵で症状を抑えながら、日常生活や食生活などに気を配り体を整え、自分で病気を治していくスタイルが丹羽先生の皮膚科診療なのです。
この本では、そういった丹羽先生のお考えが詰まっている一冊になっています。
現在では多くのドクターが同様の書籍を出版されていますが、丹羽先生は今から20年以上も前から、正確にいうと活性酸素とSODの研究を始められた1970年代から、化学薬品に頼りきりの医療に警鐘を鳴らされてきました。
そして丹羽先生は化学薬品に対しての批判をされているだけではなく、科学の恩恵を大切にしながらも、その力に頼るだけでなく、自分の力で病気を治していく事が大切なんだと常々訴えられています。
この本は現在出版されていないため、書店でのお買い求めはできませんが、中古本などでお見かけになられたら是非お読みいただきたい一冊としておすすめ致します。
⇒ amazon『クスリは病気で治らない』 で中古本が出品されてますので、ご参考になさって下さい。
丹羽先生の一言「私は日頃からリウマチ患者には”ステロイドを使うな”、命を奪うSLE(全身性紅斑性狼瘡)でも”ステロイドをなるべく減らしなさい(代わりに自己管理を徹底)”、癌患者には”抗癌剤を使うな”と口すっぱく説きます。なぜなら、現代医療は万能ではないからです。クスリにばかり頼らず、寝不足・過労・ストレスを取り除くことが真の健康の基本になることを知っていただきたいのです。「医食同源」の本当の姿とはどういうものか?皆様によく考えていただきたいのです。」
~ 書籍内容(目次) ~
第一章 日本、この薬害公害の恐ろしい現状
A 医療の過大評価が過ちのもと
B 病気は自分がつくるもの。
C 現代医学(医療)の限界を知ること
D 日常かかる病気も完治しない病気ばかり
E 臓器移植の問題点
F (化学)薬物と人間の細胞の力関係
G 益虫を殺すばかりの殺虫剤の発見・開発
第二章 化学と自然回帰の調和を求めて
A 化学薬品の無残な犠牲者
B 科学のない自然回帰の犠牲者
C 自然回帰には科学的根拠を
D 現代人は自己管理が間違っている
E 私の肺炎患者の治療方法
F 科学の恩恵を無視してはならない
G 精神の安定が健康を守る科学的根拠
H 化学・自然回帰・精神の三位一体論を提唱する
第三章 こんなにある恐ろしいクスリ
A インターフェロンには特にご注意ください
B 過去に問題となった薬害事件を振り返る
C 厚生省と製薬会社は、もっと責任ある行政指導と新薬の製造を!
D その他の危険な新薬および治療法
E 危険な薬剤を使う医師の裁量権の範囲は?
F 再度厚生省の新薬認可基準の問題点をつく
第四章 著書の研究、警告はつぎつぎに実証された
A ゴルフ場での農薬パラコートの危険性を十三年前に警告
B レントゲン撮影、胃透視の恐ろしさを警告
C 癌は早期発見しても救われない
D 癌検診の空しさ、抗癌剤は癌を叩いて新しい癌を作る
E 十数年前に始めた活性酸素、SODの孤独な研究
F 激増、悪化するアトピー性皮膚炎の環境汚染説は必ず公認される
第五章 多くの難病治療へ希望の明り、とって代わる治療法
A 私の病院での治療法
B 真の体の優しい治療法
C 著書の開発した低分子抗酸化剤SOD様作用食品
D 数少ない漢方の名医
E 高騰する医療費に思う
第六章 膠原病・アトピー性皮膚炎の今後の研究・治療の課題と展望
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